- 愛犬に自分の愛情を伝わっているの?
- 伝えているつもりだけど足りているの?
- 愛情不足の犬はどんな行動をするの?
こんな疑問をお持ちのあなたへ
目次
飼い主からの愛情が不足している犬が見せる行動
では早速、本題である飼い主からの愛情が不足している犬が見せる行動について紹介していきます。
同じ場所から動かなくなる

健康体のはずなのに最近あんまり動かないな…ということはないですか?
愛犬が自分の居場所から動かず、心なしか元気がないように見えるのは注ぐ愛情が足りていない証拠です。
飼い主からの愛情は犬にとって「日々を生きる活力」になります。
飼い主からの愛情が不足すると、その寂しさから精神的に疲れが溜まっていき気力がなくなってしまいます。
その結果、積極的に動くことが減ってしまうのです。
ただ、自分の居場所からあまり動かないのは体調不良の可能性もあります。
この場合は、食欲がなくなったり、下痢嘔吐など他の部分でも異変が生じます。
愛犬に異変が生じた時は、自分で解決しようとせずに動物病院に相談しましょう。
どこかに行く飼い主を追いかける
飼い主がどこかへ行く度に後ろから愛犬がついてくることがあります。
これも愛犬への愛情が不足しているサインの一つです。

飼い主の行動が気になって気になってしょうがないんです
以下の場合は、特に愛情が不足している可能性が高いです。
- たまにではなく、飼い主が移動するたびに「常に」ついてくる
- 眠いのを我慢してまで飼い主を観察している
「僕はこんなに寂しいのになんで気づいてくれないの?」という気持ちが表に出ています。
どこへでも愛犬がついてきてしまう場合は、以下に気をつける必要があります。
- 台所:料理中に落としたものを食べられる危険あり
- トイレ:床を舐めると雑菌を取り入れてしまう危険あり
こんな感じです。
愛犬が踏み入れて良い場所・悪い場所はきっちりとメリハリをつけ、健康を害さないよう心がけましょう。
普段よりもものにあたる
愛情が不足してしまうと当然犬は寂しさを感じます。
しかし、それだけではありません。
同時に犬が感じるのは「多大なストレス」です。

なんでこんなにかまってくれないんだ〜!!!といった感じですね。
具体的な行動としては以下のようなものです。
- 机や椅子をガリガリ噛んで壊してしまう
- 飼い主の靴下などをブンブン振り回す
こんな感じですね。
これらの破壊行動は放っておくとどんどんエスカレートしていってしまいます。
原因を特定し、それをどれだけ早く取り除いてあげることができるかポイントです。
寂しい時に見せる行動としては他に「遠吠え」、「ふてくされた表情をする」などがあります。
異常に自分の前足を舐め続ける
犬が自分の前足を舐めるのもストレスを感じている時の行動です。
もちろん愛情不足からストレスを感じてこの行動をすることもありますが、他にも犬がストレスを感じてしまう出来事はたくさんあります。
例えば以下です。
- 苦手とする人が近くにいる
- 伝えたいことが飼い主に伝わってくれない
- 過度に緊張する環境に囲まれている(動物病院など)
こんな感じですね。
その時の状況で「何が原因でストレスを感じているのか」を見極めてあげることが大切です。
犬が自分の前足をぺろぺろ舐めるのはそのような「同じ行動を繰り返す」ことで愛情不足による寂しさを忘れようとしているのです。
他によく見られるものとして「自分の尻尾を追いかける」というものもあります。
この二つの行為は自分を傷つけてしまう恐れがあるのでどちらも止めることが適切です。
危険性としてはそれぞれ以下のような感じです。
- 前足を舐める:皮膚が炎症を起こしてしまう
- 尻尾を追いかける:尻尾を噛みちぎってしまう
ストレスがかかっていればかかっているほどこれらの危険性が高まります。

兎にも角にも「原因の追求」が第一歩です
仮病を使う
犬がは愛情が不足していると、愛情欲しさに仮病を使うことがあります。
特に以下のような場合です。
- 飼い主がいきなり忙しくなり突然スキンシップ時間が減少した時
- 新しい家族が増えて、家族がそっちに時間を割くようになった時
こんな感じですね。
犬からするとこれらの事情はなかなか理解できないのもあり、いきなり愛情が減少したように思えてしまいます。
本当に具合が悪いのか、はたまた仮病なのかを見極める時のポイントは、「あくまでかまって欲しい対象は飼い主である」という点です。
つまり、飼い主の前でしか体調が悪い・足を痛めているなどの様子は見せません。

こっそり除いて、自分がいないところで元気にしてたら仮病ということです

ここで「仮病なんてどこで覚えたの?」と思いませか?
実はこれ、具合が悪かったり足を痛めた経験のある犬しか見せない行動なんです。
過去にそんな体調が良くない時に優しくされた経験をした犬は、こんな感じに考えます。
- 足を痛めた:足を引きずっていれば飼い主は優しくしてくれるし、たくさんかまってくれるんだ!
- 体調が悪かった:具合が悪いそうにしていれば飼い主は優しくしてくれるし、たくさんかまってくれるんだ!
こんな感じですね。
これは仮病だなとわかった場合は、かまうことをせず仮病は無駄であることを伝えましょう。
日々、犬の体調管理が難しくなってしまう行動ですからね。
外を眺める
愛情が不足している犬はとにかくぼーっと外を眺めます。
これの意味するところはずばり「散歩に行きたい」です。
犬にとって散歩は「飼い主を独り占めできる最高の時間」なんです。
この場合は、飼い主が少し動く度に「ピクッ」と動き散歩を期待します。
トイレを頻繁に失敗する

ある日、突然トイレが上手にできなくなった!なんてことはありませんか?
犬がトイレを失敗するのは、「飼い主に注目されたい」からです。
トイレを失敗すると、「叱る」という形かもしれませんが一時的に愛犬に目を向け、愛犬だけに集中時間が訪れると思います。
愛情が不足していると、それさえ愛情だと感じ嬉しく思います。
犬は、過度なストレスを抱えると日常的な行動が乱れることがあります。
その中の一つにトイレの失敗というものもあります。
愛情不足が愛犬に多大なストレスを与えてしまっている証拠です。
愛犬がトイレに失敗し、そこを綺麗にする際は「淡々と」掃除することが大切です。

あれ!全然見てもらえないじゃん!となりますからね
犬に愛情を伝えるにはどうしたら良いの?
- 愛情が不足していることはわかったんだけど、どうしたら愛情って伝わるの?
- 犬への愛情の伝え方を教えて!
こんな疑問をお持ちのあなたへ
ここからは愛犬に愛情を伝える方法をいくつか紹介します。
たくさん話しかける
犬に愛情を伝えるために「たくさん話しかける」ということは大切です。

でも、言葉って通じるの?
こんな風に思う飼い主もいるでしょう。
結論から言うと「正確には理解できない」ですね。
飼い主が発した言葉の意味を完全に理解できるほどの理解力は犬にはありません。
ただ、「なんとなく」はわかるんです。
犬は飼い主から話しかけられると以下のように感じます。
- 自分に注目してくれていると感じる
- 声のトーンから今の大体の気持ちを感じる(怒っている・嬉しいなど)
- 表情から今の大体の気持ちを感じる(怒っている・嬉しいなど)
こんな感じですね。
伝えたいことの大枠は伝わっていませんか?
いつもよりもオーバーに褒める

皆さんは愛犬をしっかり褒めていますか?
「褒める」という行動は愛情を伝えるのにはもってこいなんです。
その時のリアクションが大きければ当然その分「嬉しい!」「飼い主が喜んでくれている!」と感じます。
愛情が不足しているなと感じたらちょっとの成功でも大袈裟に褒めてあげてください。
そして大事なことは何かをうまく成し遂げた時の直後に褒めてあげることです。
上手にできても、少し時間が経ってから褒められると犬は「何に褒められたのか」分かりません。

愛犬とトレーニングしますよね?(お座り、お手などですね)
これらはもちろん習得するためにやっていますが、その過程で褒めることがあるというのもとても大切なことなんです。
トレーニング中に褒めてあげる行為はグッと信頼関係を向上させてくれますからね。
手でご飯をあげる
「手でご飯をあげる」というのも一つの愛情の伝え方です。
自分のために何かしてくれているということは伝わります。
せっかく手であげるのであれば愛犬のことを考えた手作りご飯だとなお愛情が伝わるでしょう。
愛犬に手でご飯を与えるという行為はやり過ぎに注意が必要です。
これに味を占めてしまうと、自分でご飯を食べなくなってしまう子もいます。
特に甘えん坊な性格の子に多くみられるものなのですが、そうならないためにもやり過ぎには注意です。
まとめ

皆さんの愛犬はどうだったでしょうか?
人それぞれ事情があり、犬に時間を割くための難しさは異なると思います。
しかし、それは犬には関係ありません。
そして、犬を飼うと決めたのもあなたのはずです。
家族の他の人が飼いたいと言い出したとしても、飼った時点でそれに同意したということになります。
そうなった以上自分自身の家族であることを忘れず、しっかり愛犬に愛情を注いであげてください。
その分、愛犬もあなたに愛情をくれるはずです。
愛情で満たされている犬は、問題行動も少ないですし、何よりストレスが少ないです。
愛犬の健康にも繋がるのです。
愛情が不足している時に見せる行動を知っておけば、その行動を見て「はっと」我に帰ることができるでしょう。
犬が大好きでも犬にしっかりそれが伝わっていなければだめです。
人間でも「言葉にしないと伝わらないよ」と言いますよね?
最近、愛情足りてなかったかも…と思った飼い主は今日から行動しましょう!
愛犬の一日がきっと輝くはずです。
この記事をきっかけに今一度愛犬との関わり方を見直してもらえると嬉しいです。