- 愛犬は自分のことを信頼してくれているの?
- 愛犬と信頼関係を築くにはどうしたら良いの?
- 一度崩れてしまった信頼関係はどうすれば回復するの?
こんな疑問をお持ちのあなたへ
目次
犬が信頼している人に見せる行動
では、早速犬が信頼する人に見せる行動について紹介して行きます。
一心不乱にご飯を食べる

皆さんの愛犬はご飯中にキョロキョロしていませんか?
犬は食事中に「取られるかもしれない!」と考え周りを警戒することがあります。
しかし、飼い主のことを信頼していると取られるかもという警戒をせずにご飯を食べます。
その結果、ご飯に集中し一心不乱に食べるのです。
ご飯中に信頼度を確かめる方法があります。
それは以下の二つです。
- 食事中に触れる
- 途中で食事に何かを足したり、減らしたりする
このようなことができる場合は信頼度がかなり高いと言えます。
信頼度が低い状態でこれらのことをすると噛みつかれてしまいますからね…
しかし、どれだけ信頼されていてもやはり食事を邪魔されるのはかなりストレスがかかってしまいます。
何度も何度も行うのは絶対にやめてください。
そばで爆睡

愛犬は皆さんの近くで寝ていますか?
犬は睡眠時に無防備になるので相当信頼している人でない限り近くでは寝ません。
寝ているように見えてもかなり浅い眠りで警戒心を抱いたままであることが多いです。
- お腹を出して寝る
- 白目を出して寝る
- いびきをかいて寝る
- 顎を地面についた状態で寝る
- 丸まって寝る
こんな感じです。
これらをみて、自分の近くで「警戒心なし」の寝方をしている時は安心して寝れている証拠です。
飼い主の体のうち「足元」で寝ているのも信頼度がかなり高い証拠です。

寝返りをうった場合など、危険な場所ですからね…
寝る位置ごとの愛犬の気持ちに関しては以下の記事をご覧ください。

笑顔で見つめてくる
なんか目線を感じる..?と思いみてみると愛犬がこちらを見ていることはないでしょうか。
そして、それがまるで「笑顔」のように見えることがあるはずです。
これも信頼関係がしっかり構築されているからこそ見せる行動です。
理由は以下のような要素が合わさり、まるで笑顔のように見えることが原因です。
- リラックスから口元が緩む
- 大好きな人と一緒にいられる嬉しさで目がキラキラ輝く
- 安心から頬が緩む
笑顔で見つめられたら、こちらも笑顔で愛犬を見つめ返してあげましょう。
犬は人間の表情の変化がわかるので嬉しさや幸せが愛犬にも伝わります。
飼い主が怒っていると近づかなかったり、逃げたりするのもこれが理由です。
気持ちを理解してくれる

あれ?なんか気持ちを理解してくれている?と思ったことはないでしょうか。
犬は信頼している人の気持ちを理解してくれます。
犬は「この人について行きたい!」と考えるほど信頼している人のことを日頃からよく観察しています。
そのため、少しの表情・感情の変化にも敏感に気づいてくれるのです。
犬が信頼している人の気持ちを理解してくれている時はこのような行動を見せます。
- 悲しい時に寄り添ってくれる
- 楽しい時に尻尾を振って共感してくれる
- 怖い時に飼い主の前に立ち守ってくれる
こんな感じです。

どれも自分のことを思いやってしてくれている行動だと思うと泣けてきますね…
愛犬が気持ちを理解してくれた時は「言葉で」お返しをするのがベストです。
- 寄り添ってくれた:「ありがとう」
- 尻尾を振って共感してくれた:「楽しいね」
- 守ってくれた:「心強いよ」
こんな感じでしょうか。
もちろん、忠実にこれらの言葉を使わなければいけないというわけではありません。
言葉で伝えるということがすごく大切なんです。
そして、その時の声のトーンや表情もしっかりと感情を表現するよう意識しましょう。
声のトーンや表情から気持ちを読み取るからですね。
たくさん話しかけるのはなつく人の特徴の一つでもありますね。
遊ぶ時に唸る
犬が「唸る」と聞くと怒っている・威嚇しているイメージが強いと思います。
しかし、それが信頼している人と遊んでいる時に出てきた場合は意味が変わります。
その時の気持ちはズバリ「楽しい」です。
心からその遊びを楽しめているからこそ興奮して唸っているのです。

信頼している人とだからこそ心から楽しむことができるんですね
ただ、犬が唸っている状態で遊びを継続するのはNGです。
これは興奮する癖がついてしまうためです。
唸っている時は一度落ち着かせてから遊びを再開すると良いです。
興奮する癖がついてしまうと以下のような時に悪影響を及ぼします。
- 散歩中に他の犬に興奮して攻撃してしまう
- 飼い主の友人が家に来た時に興奮して噛みついてしまう
こんな感じですね。
犬は動物なので本能で興奮してしまうのは仕方ない部分もあります。
しかし、そんな中でも「興奮する癖をつけないこと」と「興奮した時に落ち着かせる手段を持っていること」がとても大切です。
ちなみに興奮した時に落ち着かせる手段としては「伏せ」がおすすめです。
外で伏せができると愛犬を身近に置いておくことができるし、特にしっかり制御できていないと学べないコマンドだからです。

おすわりやお手も大事ですが、「伏せ」もしっかり習得しよう!
お尻をくっつけてくる
お尻をくっつけてくると体がそっぽを向くことになるので「嫌われている」と勘違いする飼い主が多いです。
しかし、これは信頼している証拠の一つです。
戦隊モノのドラマなどで仲間同士が背中を預けて戦うシーンをよく見ますよね?
犬がお尻をくっつけてくるのもこれと同じような意味合いを持ちます。
基本的に信頼していないと襲われる危険があるので後ろに人がいることを嫌います。
逆に信頼していると、何かあってもこの人が守ってくれると思って背中を預けてくれます。
ただ、信頼しきっていても見えていないところからいきなり触れられると当然びっくりします。
触れる時は一声かけて心の準備をしてもらってから触れるようにしましょう。
これは寝ている時なんかも同様です。
足の間をくぐる

足の間をくぐるのが信頼の証?
それだけの行動が信頼の証になるの?と思う人も多いでしょう。
なぜ足の間をくぐるのが信頼の証になるかというと、「自分より大きなものを恐れるから」です。
犬は自分より大きな犬や人・もっというと車などに対して極端に嫌う傾向があります。
ドッグランに連れて行くと飼っている小型犬が他の家の大型犬に吠えるという経験をしたことはないでしょうか?
これは自分よりも大きな存在に対して恐怖心を抱いているので威嚇することで自分を大きく見せたいという気持ちを表れになります。
犬種としては「チワワ」などに多く見られるものですね。
飼い主が出かける時に騒がない
外出する時に愛犬が全然騒がないと「あれ?自分が出かけても全然大丈夫なの?」と少し悲しくなる人も多いと思います。
しかし、これは「絶対に帰って来てくれる」という信頼の気持ちから見せる行動です。
帰ってくるかわからないという不安があると逆に出かけようとするとたくさん吠えたりします。
こんな愛犬に対しては帰宅時の行動がとても大切になります。
以下のポイントを気にしてあげると良いです。
- 帰った時にハイテンションで犬に絡まない:ハイテンションで絡むと「飼い主が出かけること」=「一大事」という認識になってしまうため
- スキンシップ時間を確保する:「騒がない」という事象を余裕があると勘違いしてしまう人もいますが、少し強がっている部分もあります。帰って落ち着いたら愛犬とのスキンシップ時間はしっかりと確保してあげましょう。
信頼関係を築くには?
ここまでは信頼している人に見せる行動について紹介しましたが、そもそも信頼関係を築くにはどうしたら良いのでしょうか?
ここからはそのためにすべき行動を紹介します。
愛犬だけに集中する時間を設ける
信頼関係を築きあげるにはやはり「スキンシップの時間は大切」です。
そして、そのスキンシップ時間はとにかく愛犬だけに集中しましょう。
自分を見てくれているという事実はしっかりと信頼につながります。
何かをしながらのスキンシップは実は逆効果です。

自分よりも携帯が大事?と嫉妬してしまいますからね
愛犬が嫉妬するものは携帯だけでなく色々あります。
例えば以下のようなものです。
- 飼い主の恋人や家族
- テレビや携帯
- 来客
こんな感じですね。
嫉妬すると無理やり視界に入ってきたり、人と飼い主の間に割り込んできたりします。
これらは日頃のスキンシップ時間が足りていない証拠でもあるので日頃の接し方や時間を見直しましょう。
手でご飯をあげてあげる
手でご飯をあげると「ご飯を奪う人ではなく与えてくれる人」だという認識を持ってくれます。
ただ、手であげすぎたり愛犬の性格がかなり甘えん坊であったりすると自分で食べなくなってしまうこともあります。
信頼関係を築くための手段としては良いですが、やり過ぎには注意しましょう。
愛犬に手でご飯をあげるなら手作りのものをあげるとより信頼関係は高まるでしょう。
愛犬の好きなもの、体に良いものを知っている飼い主だからこそできることです。
愛犬が喜んで食べる顔を見ながらその時間を大切に過ごしましょう。
怯えている時に堂々とする
犬は怯えたり緊張したりすると飼い主の後ろに隠れることがあります。
そんな時に堂々としていられる飼い主は愛犬から信頼されます。
「あ、この人は自分のことを守ってくれるんだ」と思い信頼するとともに、日々の安心感が増します。
- 耳をペタンと下げる
- 尻尾をだらんと下げる
- 呼吸が荒くなる
- ガクガク震える
こんな感じですね。他にもありますが代表的な行動はこのようなものです。
後ろに隠れた時は堂々としていることが大切です、そして震えたり耳を下げていたりする時は抱きしめてあげたり声をかけてあげたりすると安心し頼ってくれるようになります。
今回の記事は以上です。
愛犬の信頼度を理解すること、信頼関係を築く方法を理解していただけたでしょうか?